国立大初の赤字84億円 消費増税影響

<p> 全国43の国立大学付属病院の2014年度決算が合算で84億円の赤字となった。赤字は04年度の国立大学法人移行後、初めて。消費税率が8%に上がり、病院が仕入れる物品や設備にかかる税負担が増えたことが主な理由だという。</p><p> 国立大学付属病院長会議が集計した。病院別の収支は示していない。43病院の医療収入は計9760億円、交付金も含めた総収入は1兆1千億円で、支出が1兆1084億円だった。消費税負担が重荷になる設備・備品の購入額は前年度より計87億円、34%減らしており、会議の委員長の山本修一・千葉大病院長は「最先端医療という大学病院の役割に重大な影響を及ぼす」と話している。</p><p> 公的保険による医療・介護サービスは非課税扱いだが、病院が仕入れる物品などには消費税がかかる。政府は、増税時に診療報酬や介護報酬を引き上げて穴埋めする措置をとってきた。だが、受診時にかかる初診料や再診料を中心に引き上げたため、物品調達が多い大病院ほど負担増の穴を埋めきれていない。</p>

自衛隊員が命を落としたら補償は?

<p>「私たちは公務員なのですか? それとも軍人なのですか? これで隊員たちに動けとはとても言えませんよ」──。自衛隊の元海将の一人は、言葉を選びつつも語気荒く嘆く。<span style="font-size:13px;">今、国会で審議されている新安保法制では、集団的自衛権行使容認の是非などで議論が沸騰している。だが、その陰で置き去りにされている問題がある。「自衛官の身分保障」だ。</span></p>

普通ゆえにスゴさを感じるリニア試乗

<p><span style="font-size:13px;"> 超電導リニア体験試乗で確認したいことの1つが、スピードが上がったときに、列車は「浮くか」「沈むか」だった。磁気浮上式鉄道だから浮くに決まっている。しかし、JR東海が中央新幹線で採用した超電導リニアは、ずっと浮いているわけではない。タイヤ走行と浮上走行のハイブリッドだ。停車時はタイヤが軌道に接地している。列車はまず、磁気の吸引力と反発力を利用して走り始める。スピードが上がると車体を磁力で浮かせる。用済みとなったタイヤが格納される。旅客機と同じ理屈である。</span><br /></p>

天津爆発で証明 中国ずさんさに驚愕

<p>混乱を深める中国・天津港での爆発事故。これが国内外に与えた影響と波紋は計り知れない。鈍化する中国経済への追い打ちともなり、国際社会は「中国は危ない」とますます疑念を深めている。中国の現場から上がるのは「いまどきこんなことをやっているのか」という驚きの声だ。中国の危険物倉庫の実態から、今回の爆発事故に見る危うさを再検証する。</p>

岐阜発「楽園企業」社員旅行も超豪華

<p> 「残業が日本一少ない」「休みが日本一多い」「売上目標や営業ノルマがいっさいない」――そんな「日本一『社員』が幸せ」といえる会社がある。岐阜県にある電気・設備資材メーカー、未来工業だ。<span style="font-size:13px;">同社は室内にある電気スイッチを壁の内外から覆う製品「スライドボックス」などを製造しており、国内トップシェアを誇る。2010年には、第1回「日本一大切にしたい会社」大賞も受賞している。</span></p>

西友 人気134品目の低価格固定を延長

西友は25日、販売価格を6カ月間低価格で固定する「プライスロック」第1弾対象商品のうち、特にニーズの高い134品目について、価格固定期間を3~6カ月間延長すると発表した。また、27日より、同プログラムの第3弾として、303品目の食品・日用品を新規対象商品として選定し、全国347店舗と「SEIYU ドットコム」で販売する。</p><p>○好調商品は期間延長や価格引き下げを実施</p><p>「プライスロック」は、最低6カ月間、対象商品を一切値上げせずに低価格で固定するというEDLP強化策のひとつ。2012年からウォルマート傘下の英国スーパーマーケット「ASDA(アズダ)」に導入され、好評を得ているという。</p>